上海では貿易会社に勤務し、日本式木造住宅のプロジェクトに参加。なんと21歳という若さで、現地のシニア職人たちを監督する立場に。言葉の壁や文化の違いを乗り越えたこの経験と、当時現地で見た経営者たちの姿への憧れが、後の起業へと繋がっていきました。
🏗️ 「地獄のような経営」からの大逆転。リフォームからゼネコンへの転換点
創業当初はリフォーム業がメイン。しかし、最初の5年は資金繰りなどで「地獄のような経営」だったと振り返ります。 転機が訪れたのはコロナ禍。倒産した建設会社が放置した「コンクリートだけのマンション」の内装を依頼されたことでした。
「内装だけで何棟も仕上げていくうちに、お客様から『最初から建てちゃおうか』と言われて。そこから新築マンションを手掛けるゼネコンへと事業がシフトしていきました」 （工藤社長）
Spotify「きゃりラジ〜働くわたしの心の声〜」よりどんな困難も乗り越え「蘇らせる（Revive）」という社名通り、ピンチをチャンスに変えて事業を拡大させてきました。
🌱 ターゲットはあえて「未経験」。スキルよりも大切なもの
建設業界が「若手不足」に嘆く中、リバイブビルドは社員の8割が20代。元栄養士、介護職、居酒屋スタッフなど、異業種からの未経験者が多く活躍しています。
「ベテランはウチには来ないと踏んでいました（笑）。だから最初から『未経験を育てよう』と決めていたんです。面接で重視するのはスキルではなく、『やる気』と『向上心』。言葉だけでなく、相槌や目の輝きで、その熱意を感じ取っています」 （工藤社長）
Spotify「きゃりラジ〜働くわたしの心の声〜」より経験よりもポテンシャルを信じる採用戦略が、活気ある組織を生み出しています。
📈 「背中を見て覚えろ」はもう古い。人事評価制度と残業削減で挑む、働き方改革
未経験者を育てるために、工藤社長は自身の「見て覚える」スタイルを封印。1年かけて人事評価制度を整備しました。
「『これができたら給料が上がる』という指標を明確にしました。経営者としても、感情ではなく公平に評価できるので導入して良かったです。また、個人のキャパシティを把握し、事務作業を分業化することで、建設業界では当たり前とされていた『残業』も極力減らしています」 （工藤社長）
Spotify「きゃりラジ〜働くわたしの心の声〜」より社長自ら若手社員の輪に入り、冗談を言い合うフラットな社風も魅力の一つ。 今後はデベロッパー事業への進出や、「衣食住」を網羅した社会貢献も視野に入れているリバイブビルド。 「小さな夢」から始まった会社は今、業界の常識を変える大きな波を起こそうとしています。
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